トラックドライバーの給料が上がりにくい理由|年収が伸びにくい構造を解説
会計事務所で10年間勤務し、現在は運送会社の経理として働いているevangelistが、現場経験も踏まえ、トラックドライバーの収入の実情を解説します。
「こんなに働いているのに給料が上がらないのはなぜ?」
「長距離に変えても年収はそこまで伸びない」
「この仕事で将来も大丈夫なのか不安」
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、トラックドライバーの給料が上がりにくいのは“個人の努力ではなく、業界の構造そのものに原因がある”ためです。
この記事では
・トラックドライバーの給与構造
・給料が上がりにくい理由
・物流業界の構造
・将来の収入と資産形成
について解説します。
以前の記事
👉 トラックドライバーの年収中央値はいくら?平均年収との違いを解説

ドライバーの給料は売上に左右される
まず前提として、ドライバーの給料は
👉 会社の売上に強く影響される
という特徴があります。
多くの運送会社では
・基本給
・歩合給
・各種手当
という形で給与が決まっています。
つまりシンプルに言うと
👉 運賃 × 仕事量 = 会社の売上
👉 その一部が給与になる
という仕組みです。
そのため、業界全体の売上構造が変わらない限り、給料も上がりにくいという特徴があります。
運賃が上がりにくい構造
ここがかなり重要です。
物流業界では長い間
👉 荷主の方が強い立場
という構造がありました。
そのため
・値上げ交渉が難しい
・安い運賃で仕事を受ける
といったケースも多く、
👉 運送会社の利益が増えにくい
👉 給料も上がりにくい
という流れになっています。
👉 2024年問題とは?トラックドライバーと物流業界の変化

運送会社が多く価格競争になりやすい
日本には約6万社の運送会社があると言われています。
これだけ会社が多いとどうなるかというと、
👉 価格競争が起きやすくなります
つまり
・少しでも安い会社が選ばれる
・運賃が上がりにくい
という状況になります。
結果として
👉 利益が出にくい → 給料も上がりにくい
という構造につながっています。
重要:ドライバー1人あたりの売上に限界がある
これはかなり本質的なポイントです。
トラックドライバーは
👉 1人あたりの売上を大きく伸ばしにくい仕事
です。
例えばIT業界であれば
・アプリ
・システム
・オンラインサービス
などで、1人が何倍もの売上を生み出すこともあります。
しかし物流の場合は
・トラックの積載量
・運転時間
・労働時間規制
といった制限があります。
つまり
👉 1人が1日に運べる量には物理的な上限がある
ということです。
その結果
👉 売上が爆発的に伸びにくい
👉 給料も大きく上がりにくい
という構造になっています。
2024年問題でさらに変化が起きている
2024年からは
👉 労働時間の上限規制
がスタートしました。
これによって
・長時間労働の見直し
・働き方の変化
が進んでいます。
一方で
👉 労働時間が減る=収入が下がる可能性
もあるため、
ドライバーにとってはプラスとマイナスの両面があります。
👉 年収600万円トラックドライバーの現実

年収を上げる方法はあるが限界もある
もちろん、年収を上げる方法がないわけではありません。
例えば
・長距離ドライバーになる
・大手運送会社へ転職
・歩合の高い会社を選ぶ
といった方法があります。
ただしここで注意したいのは、
👉 労働時間や体力とトレードオフになる
ことも多い点です。
つまり
👉 「収入アップ=楽になる」ではない
のが現実です。
収入だけに頼らない考え方が重要
トラックドライバーの年収は
👉 400〜500万円前後
がボリュームゾーンです。
そのため
👉 収入だけで大きく資産を作るのは簡単ではない
のが現実です。
そこで最近増えているのが
👉 資産形成という考え方
です。
・新NISA
・iDeCo
などを活用して
👉 自分でお金を増やしていく
人も増えています。
👉 トラックドライバーの資産形成ロードマップ|老後3000万円を作る方法

まとめ
トラックドライバーの給料が上がりにくい理由は
・運賃が上がりにくい
・会社が多く価格競争が起きる
・1人あたりの売上に限界がある
といった
👉 業界構造そのもの
にあります。
そのため
👉 「収入を上げる」だけでなく
👉 「お金を増やす仕組みを作る」
という視点も重要になります。
次の記事
「年収600万円のドライバーって実際どんな働き方なの?」
そう気になる方も多いのではないでしょうか。
次の記事では👇
年収600万円ドライバーの働き方
について解説します。
👉 年収600万円トラックドライバーの現実


コメント